革の筆箱を千円でゲッドできると思っていたらしい話
おはようこんにちはこんばんは。
にゃんみです。
今日は塾講師の日でした。
このにゃんみも、
「先生」って呼ばれているんです(笑)
今年で4年目になるこの職場においては、
私も古株となりつつありますわ…
小学生から高校生、さらに大学受験まで、
幅広く取り扱っているこの塾は、
受講する側としたら、
そりゃあもうありがたいでしょうけど、
こちらからすると困ったものです。
個人塾なので、生徒も受講科目をコロコロ変えてくる。
(よし今日は英語か~)
って構えていると、
生徒「せんせい、きょうは数学ね」
生徒「今日は理科の気分だから理科で」
生徒「いや~今日は明日の漢字のテスト勉強したいんだよね」
(まじで漢字は教えること何もないから家でやってくれ…)
おいおい、アンタらちょっとお待ち(笑)
っていうことが多々。
まったく、、、
何のために事前の時間割表があるのか
わからなくなってきます(笑)
まあそういう自由なところも生徒受けするのでしょう。
私達教える側が、内容を理解し、解説できればいいのだから何も問題はないのです。
ただ先生ね、あと1時間はやく知りたかったよ、、、
今日は、そんな自由すぎる塾に
久々の私の生徒がやってきました。
小学6年生の、中学受験のころから教えていて
彼女は今年で中学2年生になります。
またその子も、ほんっと自由なんだ。
以前は、授業中
携帯触る、菓子箱は広げる、
寝る、しかも全然起きてくれない。
もう本当に困ったちゃん。
ただ、すごい子供らしくてかわいいから憎めないんですよね、はあ。
彼女「せんせい久しぶり」
私「はい、久しぶり。」
彼女「せんせい彼氏とわかれた???笑」
私「いきなりそんなこと聞かなくていいの。別れてません。」
彼女「えーつまんない。あ、そうだ、来週から期末なんだよね、先生どうにかして」
私「どうにかしてって、勉強しなさいよ、ほら早く問題解いて、ノート広げて、筆箱だして」
彼女「あ、そういえばね、筆箱変えたんだよ、先生みたいな革の筆箱欲しかったんだけど、1000円じゃ売ってなかったよ、、、」
私「中学生が革の筆箱使わんでいいの。かわいいじゃんその猫の筆箱」(革を1000円で買おうとしたんかい)
彼女「そうなのーーー!まだ変えたばっかりだからピカピカだよ」
私「それはよかった。はい、じゃあ問題解いて。」
彼女「せんせいみてーーー。これわたしが描いた絵。上達したでしょ?」
私「あ、またテキストに落書きしてるー。えー前どんな絵描いてたか覚えてないからわかんない」
彼女「えーおぼえてないの??じゃあ今描いてあげるよ」
私「描いてあげるって…上達したんでしょ?意味ないじゃん」
彼女「それもそうだね」
いったいいつになったら授業が始まるのか。
って感じですよね。
わたしもついつい返答してしまうのがいけないんでしょうけど(笑)
上記の会話なんて、もうほんの一部です。
全然授業ができないとき、
私はこう言うようにしてます。
私「宿題だすよ今日」
そうすると、彼女に限らず生徒たちはしぶしぶ問題に取り掛かります。
私の授業は一つ決まり事があって、
それは宿題を出さないこと。
賛否両論あると思いますが、
これは私の考え。
以前にもどこかのブログでお話したんじゃないかなって思いますが、相当不真面目だったんですね私も。
これまで塾に通ってきましたが、
宿題って出されてもやらないんですよ(笑)
授業の始まる1時間前に考えずにパーーーとやって、全然力になってない。もしくは「忘れた」と言う。
よく聞く、
「やってきたのに忘れた」ってやつですね(笑)私もよく言ってたワァァ笑
でも、
今日の授業の残りは宿題ねって言うと
授業にも集中できないんです、
宿題でいいやって思っちゃいますから。
私が先生という立場になるなら、
宿題出さない代わりに、
90分という授業を真剣に取り組んで欲しいんです。
もちろん、宿題を望む子には与えますが、
まあ私の生徒にはまずそんな子はいませんので、与えたこともありません(笑)
以上のことから
私の生徒に
「今日ほんとに宿題出すよ」
とか言うと、効果覿面なんです(笑)
そのほか、
- 眠くなったら5分間は寝ていい(そのあとは叩き起こす!笑)
- 飴、ジュースとかなら飲んでいい(がっつり菓子箱は困るんだけどね)
などの理由から、
一応生徒のやる気を失わないよう、色々な工夫をしています。ただ、一見やることが甘く、ゆるい先生〜と思われるのが嫌で、あんまり優しい口調でもないんですけどね(笑)
今日久々に来てくれた彼女は、
そんな私の技をするっと抜け、
なかなか一筋縄ではいかない子(笑)
しかし「宿題」効果が未だ通用する彼女でもありますから、つい可愛く思えてしまいます(笑)
しばらく静かだった夜の塾も、
再びうるさくなりそうです。